ギリシャ・ショックが世界に波及

おはようございます

【金融・為替】
先週末にIMF・ECB・EUの支援策を拒否して7/5の国民投票を発表したギリシャに、週明けの世界の金融市場を震撼させることになりました。通貨ではユーロが主要通貨に対して下落し、対ドルで一時1.10ドルを割り込み、対円でも一時134円を割り込む4円幅に及ぶ急落、株式市場は東京が600円近く(2.8%)急落し、日曜日に利下げした中国上海株もギリシャ混乱の余波を受けて3.3%下落、渦中のユーロ圏主要国の株価は3.5%~5%強の暴落につながり、ダウ平均も350ドル(1.95%)の下落となっています。

格付会社S&Pはギリシャのデフォルトの可能性を50%と見通し、債券市場ではイタリア・スペインの国債が下落して利回りが上昇し、逆にドイツの債券が上昇して利回り下落の反応を示し、ギリシャ=南欧危機=回避の独国債買いのリスクオフの動きとなっています。5日に控えるギリシャの国民投票は緊縮策にイエス&ノーを問うもので、事実上のユーロ残留を国民の問うものとなります。イエスが半数以上を占めればユーロに残留することが決まり、本日のIMF向け15億ユーロの支払いは支援が決定してからになるものと推測されます。ユーロ圏の首脳から週明けもギリシャへのラブコールが聞かれ、ギリシャ国民のユーロ残留への意思を喚起しています。

現在の市況はドル円が122円55銭と昨日の東京とほぼ変わらず、ユーロは買い戻されて1.123ドルに急反発し、対円でも137.7円前後で推移しています。ダウは350ドル安の1万7596ドルに急反落し今年最大の下げ幅となり、10年債利回りは2.320%に低下しています。

【石油市況】
原由は58.33ドル(-1.30)に下落し、ブレントも62.01ドル(-1.25)に急落しています。ギリシャ問題に金融市場が振り回される展開で、原油市況にもネガティブな影響を与えているようです。

【貴金属市況】
金は昨日の朝7時のNY金自海外取引の開始時間に1187ドルに跳ねる場面が高値で、その後は1180ドルを挟む保ち合いが続き、NY金の引けは1179.0ドル(+5.8)の反発にとどまり安全資産としての買いを集めたとは言い難い値動きとなりました。余談ですがギリシャ中銀の保有金は110t強で時価にして6,000億円を超える持ち高ですが、売却して債務の支払いに充てるのか、或いは金融有事だからこそ破綻に備えて保有を継続するのか気に係るところです。本日の円換算は4640円前後になります。

【穀物市況】
小麦相場が大幅に続伸して、大豆も続伸、コーンは小反落しています。降雨による減産観測が続くものの、株安・原油安の影響からコーンは高値修正となっています。

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