対局中に悪手! そのとき、棋士は何を思うのか(鈴木大介の場合)(勝負余話⑪)

「自分なんか、悪い手やったなと思うと、感想戦の第一声目に何と言おうかとすら考えちゃうんですね」

―――鈴木大介

第二十六期竜王戦第四局二日目、NHK-BS中継解説中のひとこま(2013.11.22)
―――――――――――――――――――――――――――――――――

 鈴木大介八段「自分だったら後悔しますよ。▲6一飛のところでもっと手があったんじゃないかとか、▲6六歩を先着するべきだったとか……」

 室田伊緒女流初段「対局中に反省しても……」

 鈴木「私、対局中よく反省するんですよ」

 室田「私もしてしまうんですね」

 鈴木「良くないらしいですね」

 室田「良くないですね。後で考えればいいんですよね」

 板倉卓人アナウンサー「やっぱり、対局中に反省しちゃうと駄目ですか?」

 鈴木「って言われますよね。自分なんか、悪い手やったなと思うと、感想戦の第一声目に何と言おうかとすら考えちゃうんですね。この手が悪かったねとか言おうかなと思ったり」

 室田「反省は終わってから…」

 鈴木「現局面より、手前の間違えた局面のところを考えちゃう」

 板倉「そうすると、先の局面を考えるのがだんだん嫌になってきちゃうんですね」

 鈴木「何なんですかね、一種の現実逃避なんですかね」

 室田「ちょっと振り返ってしまいますが…」

 鈴木「自分は結構それがよくないなとは思うんだけど…」

 室田「この局面からスタートしたと思えば…」

 鈴木「そうですね」

コメントを残す

サブコンテンツ