重要イベントの一週間

おはようございます

米ドルの利上げの可能性の高まりと同時に進行する対照的なユーロの追加緩和観測がドル指数を100ポイントに押し上げ、それによってもたらされたドル高によってドル建てで取引される資源や商品価格を押し下げています。FRBとECBの動きを傍観して動けない日銀を尻目に、外為市場ではユーロが対円で7週連続下落して130円近辺まで円が上昇し、1999年のユーロ導入以来最長期間でユーロが円に対して下落(円は上昇)していることも、現在の日銀の立ち位置が中途半端なものとさせています。黒田日銀総裁の誕生時には2%のインフレ目標の達成のためにはなりふり構わず政策を実行するとの発言も、円安による悪影響の懸念や、賃金上昇の停滞から黒田総裁の政策実行の障害となっていることが現状です。

米国の利上げと欧州の追加緩和はほぼ織り込みながらも、週末に一段ユーロが下落したことによりドル高が進行し原油や金価格を押し下げています。日銀がECBと同じように緩和策を実行していれば、今ころドル円は125円を超える円安水準から円建て商品価格の下落が限定的ながらも、現状のドル円相場の水準では致し方ないところです。

さて、11月最終営業日となりましたが、米国では感謝祭明けの年末商戦がスタートして小売業界のかきいれ時期が始まりました。今週はイベントが目白押しで、1日にはIMF製造業景況指数の発表、同日には中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)があります。イエレンFRB議長は2日に公演し、3日に議会証言を行い利上げに関する発言が注目されます。同3日にはECB理事会が開かれて追加緩和を議論することになります。4日(金)は米雇用統計が発表され利上げに向けた動きの決定要素となりそうです。

イエレン議長の議会証言で利上げに対して積極的な発言をし、さらに雇用情勢が良ければ今週はドル円も125円方向へ円安が進む可能性が高まり、日経平均は3ヶ月ぶりの2万円の大台乗せも見られそうです。円安方向となれば、円建て商品価格の下げが一服する動きとなりますが、更なるドル高でドル建て価格の動きが気にかかるところです。

今週もよろしくお願いします

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