投機筋は金先物を投げ退き、投資家はETFを引き続き保有

おはようございます

サミットを終えて安倍政権の支持率が56%に上昇し、2014年9月以来の高支持率となりました。安倍さんは各国首脳に「世界経済はリーマン並みの危機」と吹聴し、世界経済の安定性に異論をはさむ発言は個人的にはいただけないものですが、オバマ大統領の広島訪問と消費増税先送りを匂わす発言が加点となった模様です。これで衆参同時選の可能性も高まりましたが、予定通りに2%引き上げて10%に消費増税することに国民の間にそんなに大きな異論があったのでしょうか。将来の社会保障費の安定には必要と考える有権者も多いのではないでしょうか?2019年10月には再び増税議論が高まるものと予想され、その時には安倍さんの政権とは違う政権で三度ごたごたしそうですなー、あーあぁ

さて、本日の米国市場は「メモリアルデー」で休場となります。週末はイエレン議長は対談で「数か月以内の利上げが適切」と発言し、6月もしくは7月利上げの可能性がいよいよ高まりました。年初は新興国経済の不安に端を発した世界同時株安や原油やドルの急落から利上げの今年前半の可能性は大きく後退し、1050ドル前後からスタートした今年の金相場は5月上旬には1300ドルに上昇しました。NY金の人気のバロメーターとされる取組高はボトムの37.3万枚が59.6万枚に急増、その後FOMC声明文で早期利上げの可能性が取りざたされて1210ドルまで下落し取組高も50.7万に急減しています。

ファンドのネット買い越しも史上最大の買い越しの844.9tから今月24日には642.6tに急減し、買い過剰がほぼ解消に向かう流れとなっています。一方で最大金ETFのSPDRは868.66tと相場急落場面にも関わらず、高水準を維持していることはサプライズで、先物投資(短期)と現物投資(中長期)の違いが鮮明となっています。ETFには3年ぶりに金市場に復帰したソロスファンドや、世界最大の投資会社ブラックロックなどのコア投資家の存在が際立っています。おそらく米国の利上げ後の世界経済の不透明感を見込む動きが、名だたる投資家を安全資産としての金保有を後押ししているものと推測されます。

今週もよろしくお願いします

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