快楽型と生きがい型の満足感が健康な100歳長寿の秘密|NHKスペシャル

日曜日のNHKスペシャルで「あなたもなれる”健康長寿” 徹底解明100歳の世界」があり、100歳を超えても健康な長寿者の秘密が予想外で非常に面白かったです。

100歳以上の高齢者が、日本では65,692人、世界全体では約45万人も居るそうです。「センテナリアン」と呼ばれる100歳高齢者たちの研究で興味深いことが分かったと紹介しました。

健康の為に良い食べものや食事がさまざまなメディアで話題になりますが、これは一刀両断されました。たとえば地中海食でもまったく効果のない民族があることが判明。その理由は腸内細菌です。
何代にもわたって受け継がれている腸内細菌の種類は、地域や民族特有のものであり、それぞれの民族で健康に寄与する食べものは違うのです。
まぁ、そりゃあそうですよね。「最強の食事」で著者が「大豆は加工品も含めて害こそあれ得なことはないもない!」と、断じているのですが、これはとんでもない的外れなんですね。

体のどの機能が寿命の長さに関係しているかを分析した結果、寿命との明確なかかわりが見られたのが慢性炎症だとわかりました。
細胞が老化すると炎症を引き起こす物質(サイトカイン)が分泌され、周囲の細胞をも老化させ炎症が拡がります。
本来は炎症の要因を取り除く免疫機能も、加齢とともに低下しているので体内に慢性炎症が増え、さまざまな臓器や機能に不調が及びます。

つまり、慢性炎症を抑えることが健康長寿のカギと言えるのです。
センテナリアン(100最長寿者)はストレスを感じると活発になる炎症遺伝子群が非常に少ない事がわかりました。又、抗体および抗ウイルスの遺伝子群が高レベルでした。
*この「炎症関連遺伝子群」と「抗ウイルス・抗体遺伝子群」を合わせてCTRA遺伝子群といいます。

炎症遺伝子群が非常に少ない理由というのが非常に興味深いもので、人が生活のなかで感じる満足感といった精神的な感覚が、身体の中の炎症反応と関わりがあるのです。
さらに、その満足感の種類によってCTRA遺伝子群が増えたり、減ったり、真逆の反応が起きるんです。
快楽型の満足感は炎症を進め、生きがい型の満足感は炎症を抑えるんです。
これが面白いですよね。

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*検索したところ「生きがい型満足感」は、欧米では一般的な幸福概念「エウダイモニア的幸福」(認知的成熟や自己肯定感と関わり、人生の目的や意味に関する深い思いに由来する幸福)とされているようです。

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