ドラギ発言の火消しもユーロ堅調

おはようございます

平成28年度の税収は政府の目論見から外れ、リーマン以来の税収減で50兆円を下回りました。国家予算が100兆円に迫る水準に増加しても税収は半分にとどまる差額は全て借金、日本の財政再建は遅れて債務は膨らみ続ける状況は先行きが心配されます。

【金融・為替】
前日のドラギ発言からユーロを買う動きが強まったことにECB幹部から火消しする発言が続き、欧州時間にユーロ高の修正からユーロを売り込む動きが見られましたが、その後は再びユーロを買う動きが強まりました。市場ではドラギ総裁の発言を緩和縮小の地ならしと捉えている模様です。ドル円は112円30銭前後(対ユーロで127.7円)で推移して、主要国通貨のランキングは強い順にユーロ⇒ドル⇒円の序列となっています。既に利上げに向けてスタートしたドルと、今後利上げに向かうであろうユーロ、そして利上げ環境の整わない日本円が最も弱い通貨となっています。

ダウ平均は2万1454ドル(+143)に急反発して引け、金融株中心に買い主導の展開となりました。長期債利回りの上昇や、本日金融機関の資本計画がFRBによる審査通過観測に配当増を期待動きと見られてます。10年債りま輪は久しぶりに2.221%と2.2%台に上昇しています。前日のオバマケア修正案を来月4日の独立記念日後に先送りされ嫌気された株式市場ですが、ハイテク株から割安な金融株にシフトする動きとなり株式市場は米国にとどまらず循環物色されています。トランプ大統領の公約実行能力低下も、株式市場が堅調に推移していることは過剰流動性が金融市場に担保されている照明で、昨年の大統領選で売りで損失計上した著名投資家ジョージソロスのリベンジは再び損失を抱えることになっています。

【石油市況】
原油は5日続伸して44.74ドル(+0.50)に、ブレント相場も47.31ドル(+0.66)に続伸して引けています。売られ過ぎの反動から引き続き節目の45ドルを目指す動きとなっていますが、OPECアフリカ勢の増産観測やシェール増産が引き続き重しと見られ戻りの限界を指摘する声も上がっています。

【貴金属市況】
金はドル安の動きが続ていることから小幅ながら続伸して1249.1ドル(+2.2)で引けました。但し、ドル安進行の割に上昇幅は限定的なもので、株市場市場への資金流入傾向が続き逃避買いが限定的となっているとも見られます。引き続き1240ドル台での底固めの見極め段階と見られます。本日の円換算は4500円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦高が本日も牽引して大豆は連れ高も、コーンは産地の低温予報に受粉期間を順調に経過しそうな見通しを嫌気して小幅に反落して引けています。

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