9月も最終営業日

おはようございます

【9月の政治と金融】
9月も早いもので最終営業日となりました。北朝鮮のミサイルや核実験の脅威が高まり、それに加えてトランプ大統領の言動がエスカレートして双方の舌戦が緊張を一層引き立てることとなりました。また、今週は大統領の公約である税制改革の内容が発表され、今後の議会に場に委ねられ実現へのハードルは低くはないものの市場の期待の高まりも否定できない状況です。金融面では来月からFRBの保有資産500兆円規模の縮小が決まり、過剰流動性の供給は徐々にではあるものの細る方向に向かうことになります。そしてFOMCでは12月利上げの可能性が高まり、シカゴの金利先物市場は80%台に高まりドル相場は強含む展開となりました。欧州では独メルケルの4選は確実視される見通しながら、議席を減らしたことやポピュリズムを標榜する右派政党が躍進したことから、投機筋の過剰なユーロの持ち高を月末にかけて解消する動きからユーロが弱含む展開となりました。来月26日のECB理事会で資産購入を減らすことが発表される見通しですが、ユーロの上昇がドラギはじめ幹部の頭痛の種となっているようです。日本では衆院が解散して総選挙ムードに入りました。小池知事率いる「希望の党」の躍進が政局や金融市場に少なからぬ影響を与えそうです。

【金融・為替】
ドル相場はFOMCでの利上げ観測の高まりや減税法案の発表からドルを買う動きが一服して、ドル円は112円30銭近辺にドル高修正、対ユーロでも1.178ドルに軟化、ドル指数は93.1ポイントに小幅に軟化しています。ダウは2万2,381ドル(+40)に続伸し、減税法への期待が上昇を支え、ナスダックやS&P500も3日続伸し、特にS&P500は史上最高値を更新しています。10年債利回りは上昇後に低下して2.307%と前日比では小幅な値動きにとどまっています。

【石油市況】
原油は51.56ドル(-0.58)に続落し、クルドの住民投票から中東の地政学のリスクを買った相場も高値警戒に利食い売りに押される状況となりました。ブレント相場は55.68ドル(-0.40)に続落して引けています。

【貴金属市況】
NY金は今週ドル高に押される状況が続き高値を修正する動きに一時1280.4ドルまで時間外で下落、今月上旬の高値1360ドルから80ドル前後の調整安となりましたが、本日はドル高が一服したことから下げ止まる動きとなり安値からじりじりと戻し1288.7ドル(+0.9)と小幅に反発して引けています。本日の円換算は4640円前後になります。気にかかるのは相場の下落途上にも関わらず、連日のように増加する金最大ETFのSPDRで860tを超えて昨年11月の大統領選以来の高水準となっています。米政局への不透明感や北朝鮮に代表される地政学上のリスクを意識して、利上げやドル高の流れに逆行するように逃避買いの動きが見られます。

【穀物市況】
穀物市場は農務省から発表される四半期在庫の増加観測や、収穫時期の荷の重みに押されて3銘柄ともに軟調な値動きを強いられています。

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