111.7円の200日平均線を抜ける円高

おはようございます

【金融・為替】
日銀のオペ減額が欧米に続く出口戦略を模索するとの思惑から円を買い戻す動きが続き、111円40銭前後まで円高が進行しています。年初は113円台前半からスタートしたことから、一気に2円幅もの円高進行となります。日銀筋はオペ減額と金融政策の変更の関連性は全くないと火消しに躍起となっていますが、先読みの市場の動きが先行する地合いとなっています。テクニカル面でも200日移動平均線が111円70銭近辺に位置し、この水準を抜けたことも円買い誘発につながっている模様です。

一方でユーロは逆に一時1.2ドル台に復帰する反発も、長くは続かず現在は再び割り込み1.949ドル近辺に小反発しての推移となっています。円は対ユーロで年初の136円台から133円台前半にまで反発し、年初からの動きでは昨年末と比較して逆の動きで主要通貨で最も強い動きとなっています。ドル指数は92.3ポイントに小幅に反落し、10年債利回りは2.550%に小幅上昇し、米長期債利回りも日本の長期金利上昇に影響を受けているようです。また、中国が米国債の購入の減額検討を進めているとの報道にも債券安・金利上昇の動きが波及し、ダウ平均も2万5369ドル(-16)と上昇が一服しています。

【石油市況】
原油は63.57ドル(+0.61)に続伸し、ブレント相場も69.20ドル(+0.38)に続伸しています。米エネルギー情報局(EIA)の在庫が8週連続の減少を好感して、引き続き投機筋の資金流入が続いている模様です。株高のリスク選好は投機資金の一部を株式市場から商品市場に移す動きもあり、原油や非鉄・貴金属と幅広く商品市場にも出回っている模様です。

【貴金属市況】
前日にドル高の逆風から調整の金相場ですが、本日はドルが再び下落に転じたことから一時1328.6ドルと年初からの高値を示現、その後はユーロの下落からドルを買い戻す動きとなり上げ幅を縮小したものの1319.3ドル(+5.6)に反発して引けています。金市場でも投機資金の流入が続く状態でNY金お取組高は55.5万枚と、12月中旬の底値から増加に転じて11万枚増(重量換算340t増)となり、ドル高や株高の逆風のもとでも堅調を維持しています。本日の円換算は4705円前後となり、円高傾向により円建て金価格の割高の是正に動いています。

【穀物市況】
穀物市場では大豆が続落し、南米アルゼンチンの降雨と気温上昇を嫌気する動きに対して、コーンは変わらず、小麦は反発しています。引き続き12日の農務省需給報告が待たれるところです。

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